英語には多種多様な表現がありますが、その中には食べ物の名前を使った面白い表現がいくつか存在します。
本記事ではそんな食べ物の名前が入っている英語表現を10個ご紹介いたします。
この記事の執筆者はアメリカでの在住経験と勤務経験があります。また英検1級とTOEIC 910点を取得していますので、信頼性の高い内容になっていると思います。
記事の内容(もくじ)
【面白い】食べ物の名前を使った英語表現10個
① cheesy「安っぽい」
cheeseはそのまま「チーズ」ですが、cheesyという形容詞で「安っぽい、くだらない」という意味になります。
That movie was cheesy.
「あの映画くだらなかったね。」
② peanuts「つまらないこと」
peanuts「ピーナッツ」はスラングで「つまらないこと、くだらないもの」という意味で使われます。
Don’t get angry for peanuts.
「くだらないことで怒るなよ。」
③ a piece of cake「楽勝だよ」
直訳だと「一切れのケーキ」ですが、その意味で使うことはほどんどありません。「簡単だよ、楽勝だよ、朝飯前だよ」という意味で使う表現です。
Leave it to me. It’s a piece of cake.
「ぼくに任せといて。そんなの楽勝さ。」
④ use one’s noodle「頭を使う」
ここでのnoodle「麺」はbrain「脳、頭」という意味で、それをuse「使う」で「頭を使う」という意味になります。
Use your noodle.
「頭を使いなさい。」
⑤ two peas in a pod「似た者同士、うりふたつ」
peaは「さやの中の豆」。同じさやの中に入っている2つの豆がそっくりな形をしているところからできた表現です。
Yusuke and Ryoma have been friends for more than ten years. They are just like two peas in a pod.
「ユウスケとリョウマは10年以上ずっと友達。似た者同士なんです。」
⑥ in the soup「苦しい状況」
直訳だと「スープの中」。英語では苦しい状況や難しい状況にいるとき、「スープの中に落ちた」と表現します。
You’ll be in a soup if she finds that in your room.
「彼女が君の部屋でそれを見つけてしまったら、君はただじゃすまないよ。」
⑦ chalk and cheese「似て非なるもの」
chalkは黒板に文字を書くあの「チョーク」。「見た目は似ていても本質的にはまったく違うもの」を意味するイギリスの表現です。
My father and I are as different as chalk and cheese.
「父と私は性格が全然違います。」
⑧ the apple of ones’ eye「とても大切な人」
直訳で「(その人の)目のリンゴ」。ここでのリンゴは「瞳」を意味していて、愛する人について言う表現です。
My daughter is the apple of my eye.
「娘はぼくにとってかけがえのない人だ。」
⑨ carrot and stick「アメとムチ」
直訳は「ニンジンとムチ」。馬の目の前にニンジンをぶら下げて、その馬のお尻をムチで叩いて走らせる、というシーンからできた表現です。
He uses carrot and stick method to make his students study.
「彼は生徒に勉強させるためにアメとムチを使う。」
⑩ bring home the bacon「生活費を稼ぐ」
baconは「ベーコン」。直訳は「家にベーコンを持って帰る」ですが、これで「生活費を稼ぐ、事業で成功する」という意味になります。
She works hard to bring home the bacon.
「彼女は家族を養うために一生懸命働いている。」
まとめ:食べ物の名前を使った英語表現を使ってみよう
もう一度、本記事でご紹介した10個の食べ物の名前を使った表現をまとめておきます。
① cheesy「安っぽい」
② peanuts「つまらないこと」
③ a piece of cake「楽勝だよ」
④ use one’s noodle「頭を使う」
⑤ two peas in a pod「似た者同士、うりふたつ」
⑥ in the soup「苦しい状況」
⑦ chalk and cheese「似て非なるもの」
⑧ the apple of ones’ eye「とても大切な人」
⑨ carrot and stick「アメとムチ」
⑩ bring home the bacon「生活費を稼ぐ」
もしこれらの表現を使えそうな場面に遭遇したら、ぜひ使ってみてください。
表現の幅が広がると英会話がもっと楽しくなります!